早発閉経でも妊娠可能?自然妊娠は?確率や症状は?

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早発閉経とは?

普段あまり耳にする事のない「早発閉経」。これは月経を迎えた女性なら、誰でもなる可能性のある症状です。

12カ月以上月経がない事を医学的に閉経と呼び、日本人女性の平均的な閉経年齢は50代前後と言われていますが、40代未満で閉経を迎えた場合、これを「早発閉経」または「早発卵巣不全」と呼びます。

早発閉経が起こる原因、確率、またその症状は?

●早発閉経になる確率は?

早発閉経が起こる原因はいくつか考えられます。20代の内に早発閉経が起こる確率は1000人に1人、30代の内に起こる確率は100人に1人と言われており、これは決して少なくない数字です。

日常的に月経不順で20代の間に月経が全く来ない年があったりする人は、元々卵巣機能が弱い事も考えられます。心当たりのある場合は一度婦人科で相談してみる事をお勧めします。

●考えられる原因

早発閉経の原因の一つに、先天的な染色体異常があげられます。これは全体の二割と言う報告があり、染色体異常が見られない場合は、甲状腺機能低下症や化学療法、過去に受けた卵巣の手術などの医原性が原因のようです。

また早発閉経を誘発する大きな原因の一つに、実年齢よりも卵巣機能の老化が早く卵巣機能が低下している事が考えられます。

卵巣機能が低下するとホルモンバランスが乱れ、月経不順や無月経などの症状を引き起こします。

ストレスや喫煙、過度なダイエットなども月経不順を起こす要因なので注意が必要です。

●気になる兆候と症状

早発閉経が訪れる前の兆候としては、月経のサイクルが徐々に広くなり徐々に回数が減ってきます。

これは通常の閉経が訪れる時と同じ症状です。無月経や月経不順と間違えやすいのですが、閉経の場合は「情緒不安定」「ほてり」「動悸」「不眠」などの更年期障害の様な症状が見られます。

閉経の前後5年間をさして更年期と呼ぶので早発閉経を迎えた場合、更年期障害も早く表れると考えられます。

また閉経を迎えた女性は骨粗しょう症や脳動脈瘤、脳梗塞などを発症する可能性が高くなるので、早発閉経を迎えた場合はホルモン補充などの治療を進められるケースも少なくありません。

 早発閉経になっても自然妊娠は可能なの?

早発閉経が起こると言う事は、卵巣機能が停止している状態を表しています。

つまり卵巣の中に残っている卵子の数も極めて少なくなっている事が予想されます。

その為、排卵誘発剤などを使っても中々排卵するのが難しいと言われていますが、妊娠の可能性は決してゼロではありません。

自然妊娠の可能性は極めて低いと言えますが、まれに早発閉経を迎えた後に卵巣機能が回復し、妊娠出産に至ったケースも報告されています。

また2013年には、聖マリアンナ医大が早発閉経の女性の治療を行い、出産に成功したという報告もあります。

早発閉経の治療法は?

基本的には早発閉経を「治す」事は難しいので、ホルモン補充などの対処療法がとられます。

例え妊娠を希望していない場合でも、女性ホルモンの減少は骨粗鬆症や脳梗塞、心筋梗塞などの疾患の原因になるので、治療をする事が望ましいようです。

早発閉経は卵巣機能の停止によって起こる疾患なので、早発閉経を予防する為には日頃から自然に排卵する健康的な体作りが重要と言えます。

現在、将来的に早発閉経になるかどうかを調べる方法はありません。しかし月経周期や基礎体温のチェックによる排卵の周期の確認、超音波エコーや血液検査、甲状腺ホルモンの検査などで現在の自分卵巣機能の状態を知ることは可能です。

いかがでしたか?早発閉経の起こる約二割の原因は染色体異常が原因ですが、それ以外は様々な理由で誰にでも起こりうる疾患です。

小さな兆候を見逃さない為にも日頃から基礎体温を付けたり、自分の月経周期を把握しておくことが大切です。

また早発閉経を予防する為にも月経不順が気になっている人は、予防を兼ねて婦人科を受診するのも大切です。

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