排卵障害が二人目不妊の原因?症状や治療、妊娠率は?

placard_nurse1_smile (1)

一度は妊娠・出産を経験したのに、二人目を中々妊娠できない原因は色々考えることができますが、女性側の不妊の原因の約3割は「排卵障害」にあると言われています。

ここでは排卵障害について詳しくまとめています。

排卵障害とは?またその症状や治療法は?

「排卵障害」とはその名が示す通り、何らかの原因により排卵が上手く起こらない障害です。

女性の体は月に一度、成長した卵子を一個排出しており、これを「排卵」と呼びます。

そして排卵された卵子が男性の精子と出会い受精し、受精卵が着床する事で妊娠に至るので排卵が上手く起こらないと自然に妊娠する事は難しいと言えます。

そろそろ子どもが欲しいと妊活を始め、タイミングを意識して性交渉を行っても中々妊娠に至らない場合、排卵障害が原因である場合が考えられます。

●気になる原因と排卵障害による症状は?

排卵障害のはっきりとした原因は現在分かっていません。

身体的に何か問題があるだけでなく、ストレスなどが原因の場合もあると言われています。

排卵が起こらない要因を下記に纏めてみました。

①月経不順

女性に月に一度起こる月経の周期が不順だったり無月経の場合、排卵障害の要因になる事があります。

月経不順や無月経の原因はホルモンバランスの乱れやストレス、過度なダイエット、子宮や膣などの異常が考えられます。

②ホルモンバランスの乱れ

ホルモンのバランスが乱れると、正常に月経や排卵を起こす為の女性ホルモンの分泌異常が起こり、様々な疾患の原因になったり月経不順などを引き起こします。

また出産後、母乳の出が良くなるように分泌されるホルモン「プロラクチン」が多量に分泌されて起こる「高プロラクチン血症」になり、無月経や排卵が起こらなくなる事もあります。

③多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

多嚢胞性卵巣症候群は不妊の原因の一つによくみられる疾患です。

男性ホルモン「アンドロゲン」の過剰分泌などにより卵胞が成熟しきる事が出来ず、うまく排卵されずに卵巣内に多数の卵胞が溜まってしまいます。

月経の周期が35日以上の場合や、月経不順の人に多く、20人に1人の割合で見られる珍しくない疾患です。

④卵管閉塞

卵管閉塞とは、排卵時に卵胞が通る「卵管」が何らかの原因により、閉塞している疾患です。

卵管は子宮の左右に一つずつあるので、どちらか片方が閉塞していても自然妊娠する可能性は十分にあります。

しかし両側の卵管が閉塞している場合は「絶対不妊」と呼ばれ、自然妊娠は難しいので人工授精や体外受精などの治療が必要になります。

 排卵障害の検査と治療法は?

●基礎体温をチェックする

きちんと排卵しているかどうかは、基礎体温表を付ける事でもチェックする事が出来ます。

女性の体は月経周期に合わせて「高温期」と[低温期]を繰り返しています。

基本的に月経中は低温期で、徐々に体温は高温期に向け上昇していきます。

体温が上昇する際に大きく一度下がるタイミングがあり、この時期を排卵期と呼びます。

基礎体温をチェックして二相に分かれていない場合は排卵が上手く起こっていない可能性が考えられます。

●婦人科で検査をうける

病院では血液検査によるホルモン値の測定や、エコー検査、子宮卵管造影検査で卵巣や卵管、卵胞の状態を調べる事が出来ます。

病院を受診する時は数か月間基礎体温を記録したものを持参すると、検査結果と合わせて排卵障害を診断する材料になります。

●治療法

排卵障害の治療法は様々ですが、卵管閉塞などの外科的な処置が必要な場合でなければ、多くはホルモン剤を使っての治療になります。

月経がはじまってから排卵誘発剤を服用し排卵を促す治療や、ホルモン剤の注射により卵胞を成熟させ排卵させる方法などがあります。

またホルモン剤を使っての治療だけでなく、日常生活の改善も大切です。

特に冷え性の人は体を冷やさないように気を付けましょう。

また不規則な生活を送っている場合は、ホルモンバランスが乱れやすくなるので規則正しい生活を心がけましょう。

 排卵障害がある場合の妊娠率は?

排卵障害があっても妊娠する事は十分可能です。

治療を行う女性の年齢や身体の状態にもよりますが、一般的に排卵誘発剤などのホルモン治療を行った場合の妊娠率は20~30%と言われており、これは自然妊娠の確率とほぼ変わりません。

また卵管閉塞などがある場合でも、妊娠率は変わらないと言われています。両卵管閉塞の場合は高度な治療が必要になりますが、その場合でも人工授精で5~10%、体外受精では20%前後と言われています。

二人目不妊になっている人の中には、「一度は自然に妊娠したのでその内出来るだろう」と、中々自分が不妊である事に気が付かない人もいます。

また上の子どもの育児などで時間を作るのも難しく、どんどん時間が過ぎてしまい気が付いた時には治療に踏み切るには難しい年齢になっていたと言う人も少なくありません。

兄弟が欲しいと思っている場合は、基礎体温だけは日頃から付けるなど簡単な事から始め、月経不順などがある場合は早めに婦人科を受診し検査を受けましょう。

あなたにおすすめの記事


検査薬文字入り

コメントを残す