ホルモンバランスと不妊の関係

妊活を意識する上で決して無視する事が出来ないのが、ホルモンバランスですよね。

特に不妊治療をしている場合、ホルモン値をチェックする為の検査や、ホルモン注射などの治療がかかせません。

ここでは妊娠や不妊と大きく関係しているホルモンのバランスについてまとめています。

 妊娠とホルモンバランスの関係は?

妊娠する為には排卵する事が必要不可欠です。

この排卵を起こす為には女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が深く関係しています。

  •  エストロゲン

月経の終わる頃から排卵が起こる前までに多く分泌されます。

主に肌や粘膜の潤いを保ち、脳の血流を増加させる作用を持っています。また自律神経のバランスを整えてくれる作用もあります。

  • プロゲステロン

排卵が起こる時期に多く分泌されます。子宮内膜をやわらかく厚くし、受精卵を着床しやすくする手助けをしています。

通常、排卵がおこるまでの「低体温期」はエストロゲンが増加し、排卵後の「高体温期」にはプロゲステロンが多く分泌されるようになっています。

この二つのホルモンバランスが乱れてしまうと月経不順や無排卵、骨粗鬆症などの原因となります。

 ホルモンバランスを整えるには?

ホルモンバランスは日常生活の影響を大きく受けています。

ストレスや過度のダイエット、睡眠不足などが続くと、分泌バランスが乱れてしまうので日頃から気を付けておきましょう。

ホルモンバランスを整えるために特に心がけておきたいのが、規則正しい生活を心がける事です。

睡眠不足や栄養バランスの偏った食事は、ホルモンのバランスを乱す大きな原因です。

ストレスを溜め過ぎるのも良くありません。

一日の疲れを取ってリラックスし安眠する為にも、シャワーで済ませず湯船にゆっくりつかる習慣をつけましょう。

仕事が忙しくバランスの取れた食事が難しい場合は、サプリ等を取り入れるのも良いでしょう。

また正常なホルモンの分泌には体重が大きく関係しているので、肥満や痩せすぎの人も注意が必要です。

 不妊治療に欠かせないホルモン検査とホルモン注射

 ホルモン検査とは?方法は?費用は?

不妊の原因を調べるためには様々な検査があります。

不妊治療は月経周期に合わせて必要な検査を行いながら、同時に治療を進めていくのが一般的で、ホルモン値を調べる事で不妊の原因を判定する材料にしたり、排卵日を予測する事が出来ます。

ホルモン値は血液や尿から調べる事が可能です。

低体温期と高体温期で分泌されるホルモンも異なるので、月経周期に合わせて何度か検査する事により、妊娠に必要なホルモンが十分に分泌されているかなどを調べます。

費用は基本的には保険診療となるものが多く、一つあたり1000円~3000円程度で検査する事が出来ます。

医療機関によっては保険適用外の場合もあるので事前に問い合わせておくと安心です。

ホルモン検査で調べる事が出来るホルモンは以下の7種類です。

 ①黄体ホルモン「プロゲステロン」

排卵後エストロゲンによって厚くなった子宮内膜を維持し、受精卵が着床しやすくする働きがあります。プロゲステロンの値が低いと、黄体機能不全の可能性が考えられます。

②卵胞ホルモン「エストロゲン」

女性らしい体型を保ち、子宮内膜を厚くする働きを持つホルモンで、卵巣内の卵胞から分泌されます。プロゲステロン同様、妊娠出産に欠かす事の出来ない重要なホルモンの一つです。

 ③抗ミュラー管ホルモン「AMH」

卵胞から分泌されるホルモンのひとつで、加齢や卵巣機能の低下により分泌が低下します。AMHの数値から「前胞状卵胞」と呼ばれる卵胞がどのくらい残っているのかを知る事が出来ます。月経周期に関係なく検査をする事が可能です。

 ④卵胞刺激ホルモン「FSH」

性腺刺激ホルモンのひとつで、主に卵胞の成熟を促します。

 ⑤黄体形成ホルモン「LH」

性腺刺激ホルモンで、脳下垂体から分泌されます。排卵を促し排卵後卵胞を黄体化させるサポートをしてくれます。LHの数値が高いと多嚢胞性卵巣症候群の可能性が考えられます。

⑥乳汁分泌ホルモン「プロラクチン」

妊娠する事によって分泌量が増えるホルモンで、母乳の出を良くする働きがあります。またプロラクチンには排卵を抑制する働きもあります。

 ⑦甲状腺ホルモン「TSH」

妊娠初期に多く分泌されるホルモンで、分泌量に問題があると妊娠しづらくなる事が分かっています。また甲状腺疾患の有無の判定材料にもなります。

 ホルモン注射とは?

二人目不妊で不妊治療に通う事になると、場合によってはホルモンの補充の為「ホルモン注射」を受けることになります。

ホルモン注射は排卵を促す排卵誘発剤や、妊娠を継続させるために必要なホルモンを補充するために行う大切な治療の一つです。

ホルモン注射の代表的な排卵誘発剤の注射には、卵胞を成熟させる「hMG」と、成熟した卵胞の排卵を促す「hCG」があります。

費用は種類によっても異なり、一回500円~数千円と幅があります。

また体外受精など高度生殖医療の場合、保険適用外となる事も少なくありません。

行った治療内容と夫婦の収入面などで一定条件を満たせば、助成を受ける事が出来る自治体もあるので調べてみると良いでしょう。

いかがでしたか?ホルモンバランスは妊娠を希望している人なら決して無視する事が出来ない大切な事柄です。

規則正しい生活習慣や栄養バランスの取れた食事、ストレスをためない事などがホルモンのバランスを整える重要なポイントです。

気になる人は是非日常生活を見直して、改善できることから無理なく始めてみましょう。

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