潜在性高プロラクチン血症が二人目不妊の原因?症状や検査方法、流産との関係は?

不妊を引き起こす原因の1つとして、高プロラクチン血症というものがあります。

高プロラクチン血症というのは、生理不順による排卵障害を引き起こして、排卵を停止させてしまうため、自然妊娠や人工受精が難しくなります。

受精卵の着床率の低下も引き起こすので、体外受精の成功率も低くなります。

今回は、2人目不妊の原因である潜在性高プロラクチン血症の症状や検査方法、流産との関係について説明します。

プロラクチンとは?

そもそも、プロラクチンとはなんでしょう?

プロラクチンとは脳の下垂体から分泌されるホルモンの一種で、乳汁分泌ホルモンとも呼ばれています。

そのプロラクチンが、何らかの原因で以上に分泌されてしまうのが、高プロラクチン血症と言います。

 

プロラクチンは通常、母乳の分泌を促進させるため、出産後に大量に分泌されるのですが、潜在性高プロラクチン血症の患者は、妊娠も出産もしていないのに、異常にプロラクチンの値が高くなってしまうのです。

症状

主な症状は乳汁の分泌や胸の張りや、生理・排卵の停止です。

不妊症や流産の原因になる

プロラクチンには生理や排卵を押さえる働きがあります。

母乳をあげている母親は、基本的には生理が来ません。

それは、母乳を出すことにより、プロラクチンが分泌されるからです。

生理や排卵が起らないと、当然妊娠することはできません。

また排卵が起らないということは、受精卵の着床率の低下にもつながります。

そして、潜在性高プロラクチン血症が原因となり、流産してしまうことがあります。

黄体機能不全

黄体機能不全になってしまうと、黄体からのホルモンの分泌が不安定になり、子宮内膜が厚くなることが出来ず、受精卵が着床しにくい状態になってしまいます。

原因

大きく分けて4つの理由があるといわれています。

  1. 脳下垂体の腫瘍
  2. 薬の副作用 主に「抗うつ剤」「胃潰瘍の治療薬」です。
  3. ストレス 日常生活でのストレスがホルモンバランスを乱します。
  4. 原因不明 最も多い原因です。

検査方法

血液検査を行います。血液中に含まれるプロラクチン値を測定する方法です。

プロラクチン値は常に一定してないため、体調の良し悪しによって変化します。

そのため、何度か検査をしたうえで、診断されるのです。

高プロラクチン血症の中に「潜在性高プロラクチン血症」という症状の人もいます。

潜在性高プロラクチン血症というのは、日中は血液中のプロラクチン値が正常であるのに対して、夜になったり、ストレスを感じた時に急激にプロラクチン値が高くなることを言います。

 

検査は、基本日中に行うので、通常の検査はでは見つけにくいのが特徴です。

そのため、高プロラクチン血症の検査を行うときは、潜在性高プロラクチン血症の場合も想定して、特別なホルモン検査をする場合もあります。

治療方法

一般的な治療方法としては、「ドパミン製剤」を処方されます。

ドパミン製剤の代表的な薬として、「パローデル」「テルロン」があります。

これらは、脳下垂体に働きかけ、プロラクチンの分泌を低下させる働きを持っています。

ただし、脳下垂体にできた腫瘍が大きい場合は、脳外科手術によって、それを取り除かなければいけません。

 

妊娠できる?

潜在性プロラクチン血症だからと言って、妊娠できないわけではありません。治療して、プロラクチン値が正常値に戻れば、妊娠することは可能です。

 

予防方法

高プロラクチン血症の予防方法は、日常生活において、ストレスを貯めず規則正しい生活を送り、ホルモンバランスを安定させることです。

 

基礎体温を測り、自分の身体の状態をしっかり把握しましょう。

黄体機能不全になった場合、基礎体温を把握することで、発見できます。

まとめ

潜在性プロラクチン血症は、気づきにくいものです。

しかし、生理不順だったり、常に胸が張っているなど、身体に何か異変を感じたら、早めに病院で診察を受けるようにしましょう。

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